ざっくり言うとテストエンジニアとは、システムに不具合がないかを確認する職種である。万が一プログラムにバグが見つかった場合は、バグを修正することもテストエンジニアの仕事だ。トラブルを未然に防ぐという重要な役割を担っているため、携帯電話やカメラなどのデジタル製品をはじめ、webシステムやアプリなど幅広い分野で活躍している。
システムエンジニアのように一からソースコードを書ける技術はなくても、基本的なプログラミング技術があればテストエンジニアの職に就けるだろう。

一般的にテストエンジニアは、地味で目立たない仕事というイメージが強いようだ。実際、ソースコードのどこに問題があるのかを突き止めることは、根気のいる地道な作業だといえる。そういう細かい作業が得意でやりがいを感じられる人は、テストエンジニアに向いているかもしれない。
未経験者の場合はテスト業務からスタートすることが多く、バグの修正まで行えるようになると周囲からの評価も高くなるだろう。

フリーランスの場合は、安定して案件を獲得できることが重要なポイントとなる。
その点テストエンジニアは、将来性が見込める職種といえよう。テクノロジーの発展に伴ってプログラムが複雑化したことで、テストエンジニアの需要は増加傾向にあるのだ。

特にアプリ開発にかかわる業界でのニーズが高く、将来にわたってその需要は拡大していくものと考えられている。また、活躍できる地域は日本に限定されないためグローバルに活躍できるチャンスがあり、テストエンジニアはフリーランスにおすすめの職種とも言えるだろう。